写真は、常呂高等学校の年誌「オコック」創刊号の表紙と
バックナンバーです。
創刊号が発行された昭和37年は、それまでの夜間定時制に加え、全日制普通科が
設置された年でした。
「オコック」の発行は8月で、9月には全日制第1学年と定時制合同の
第1回学校祭が開催されています。
「オコック」の発行は文芸部で、内容は文芸誌そのものですが、
創刊号の作品は詩だけで36ページ。
第5号では、詩・短歌・創作・随筆・俳句など幅が広がり、
ページ数も74ページと増え、文芸誌として充実していきます。
その後、第12号から17号までは生徒会(オコック局)機関誌として
各クラス代表による編集に変わり、文芸プラス、卒業生に贈る言葉や
クラス紹介など、現在の形に近づいています。
第18号からは生徒会新聞局の発行となり、クラブ活動の成果や
学校祭のテーマ、各種催しの結果、学校・生徒会の年間行事など
常呂高校の1年間が分かる内容へと変化していきます。
今回、常呂高校から校内に残っている「オコック」のバックナンバー
50冊を借りることができたので、せっせとPDF化と複写に
励んでいます。これだけまとまると、時代ごとの高校生活が
見えてきます。
学校要覧その他断片的な資料とともに、道立図書館のデジタルライブラリー
にも写真などを50点以上アップさせています。